2015年5月8日金曜日

2014年に買って良かったアルバム 三回転とひとひねり メルヘン巻

33





メンバーの拠点が長崎と東京で分かれている遠距離バンドの2枚目。

このバンドで特筆すべき部分は、やはり歌詞だろう。

諦念に溢れているが、それでも生きていく。そういった人生に対するバンドの態度を感じる詩だ。

多分だけれど、このバンドには自殺という選択肢はハナから除外されているのだろう。

だからといって、無駄にポジティブで、その為の排他性とは無縁なバンド。

2014年に買って良かったアルバム ものんくる 南へ




ポップバンドものんくるのメジャーデビュー盤。

個人的には、何故このバンドが最近のシティポップくくりに入っていないのかひどく疑問。

多分そのくくりに入れるには個々のメンバーが手練過ぎ、バンドとして戦略練ってなさ過ぎだからだろうけれど。

最近のバンドではほぼ唯一、トルネード竜巻と比べて語ることのできる存在。

2014年に買って良かったアルバム Taiko Super Kicks 霊感











彼らを初めて観たのは、新代田FEVERでのROTH BART BARON主催の対バンイベントだった。

正直、数組出ていたそのイベントでのLIVEの出来自体はそんなによろしくなかったけれども、これはLIVEはそんなに良くないけれど、音源は良い感じなバンドな筈。と思い物販でこのCD-Rを買ったのでした。

結局の所その判断は極めて正しく、この5曲入りの作品は購入後かなりの長期間にわたり、私のミニコンポ(5枚CDチェンジャー)に入り続け、又、iTunes→iPhoneに入れたデータも外出時のヘビロテでした。

今現在、インディーシーンから出てくるメロディオリエンテッドなバンドは押し並べてシティポップのくくりに入れられてしまう状況で、このTaiko Super Kicksもその流れで語られることがあるが、そこからは少し外れている。

個人的な印象としては、怒りのない最初期くるりかな?と。

2014年11月28日金曜日

2014年に買って良かったアルバム The Birthday COME TOGETHER

The Birthday/COME TOGETHER


フジイケンジ加入から3枚目となる、The Birthdayとしては7枚目のアルバム。

これ位の年代で安定して良い作品を出し続けているのってヒロトとマーシーは別枠として、チバユウスケと吉井和哉くらいな気がする。

ここしばらくのモードそのままで、最近の佐野元春の作品にも通じる様な風通しの良い開かれている作風。







2014年9月26日金曜日

2014年に買って良かったアルバム Hearsays IN OUR TIME



福岡を拠点に活動している4人組バンドの初の全国流通盤。7曲入り27分。

いわゆるUSインディーロックな音像だが、このバンドで特筆すべきなのはその温度だ。

THE KINKS ARE THE VILLAGE GREEN PRESERVATION SOCIETYや、スーパーカーの様だが、それよりもわずかに低く、また彼等の音の温度はアルバムの中で殆ど上下せず、ずっと平熱のままだ。

しかし、そこに熱があると確かに感じることができる。

個人的には2014年のベスト。




2014年9月11日木曜日

黒人差別な芸術と、黒人を慰撫する芸術の作用と反作用

黒人差別な芸術とは、ミンストレル・ショーや、TV黎明期のドラマ内におけるステレオタイプな黒人の表現(一般的には知恵が足らず白人に対し害意を持たない、持ったとしても容易に押し込める)を指しています。ステレオタイプな黒人表現は、タランティーノ監督作品ジャンゴでのサミュエル・L・ジャクソン演じる家令がわかりやすい例です。

慰撫する芸術とは、ブルースやゴスペルの事です。


黒人差別な芸術の作用は、江戸時代の穢多、非人のような差別階層としての黒人を白人社会に提供した事で、反作用は黒人をコミカルに、白人に害意の無い存在として描いた為、黒人に対する敵意を薄める役割もまた果たしていたと言う部分です。

慰撫する芸術の作用は、文字通り差別が罷り通っていたあの時代の黒人たちの心を慰撫していたこと、反作用は黒人の心を慰撫していたが為に公民権運動の機運の高まりが遅れてしまったこと。


この記事で言いたいことは、差別的な言説にも意味があるとか慰めるための諸々には彼らをその場所に押しとどめる効果が有るってことだけではないので。

2014年に買って良かったアルバム 堂本剛 shamanippon –ロイノチノイ-


shamanippon-ロイノチノイ-<通常盤(ふつうよし)>


音楽好きな方々は堂本剛のアルバムにチャレンジして玉砕したことが一度はあると思うが、このアルバムは大丈夫です。

多分今までは「アイドル」が「アーティスト」をやるってことで高尚なことをやらなければいけないという強迫観念めいたものがあったのだろうと思う。ただ、この作品に関してはかなりひらけている印象。彼の歌詞のそれこそシャーマニックな部分は相変わらずだが、それは彼の個性であってそこが合わないのであればそれはもうどうしようもないので、そこが許容できるのであれば。

まあ、ファンク自体がシャーマニックと言うか、スペイシーな物だからねぇ。