2017年11月6日月曜日

Taiko Super Kicksというバンドについて

Taiko Super Kicksというバンドがとても素晴らしいので、このバンドに対する思いの丈を綴りたいと思います。

彼らのパブリックイメージは、

「グッドメロディを歌うギターバンド」

と言ったところだと思うのですが、私の理解は違うものです。
私は彼らを

「グッドリズムなドラムバンド」

だと思っているのです。

そう。彼らを語る時に語るべき事の一つに彼らのリズムに対する意識・姿勢があると思うのですが、その部分に触れている文章にとんとお目にかかれないので、自分で書いてしまおうと思います。
リズムに耳を向けずに彼らの音楽を聴くのは、とても勿体の無い事です。
ですから、ひとまずこの記事を読むのは中断して、散歩でもしながらリズムを重視して彼らの音楽を聴いて来て下さい。


私はその間にDS版ポケモン金をやって来ます。




































聴いて来ました? どうでしたか? 彼らの音楽は。
ギターバンドとカテゴライズするには余りにもリズムが凝っていませんでした?

特にドラムの小林希のリズムの組み方は特筆すべきです。
私は、彼女はビート・ダンス・クラブミュージックのリスナーではないか? と疑っているのですが、どうでしょう?
そして彼女のドラムに絡む伊藤暁里・樺山大地のギターに大堀晃生のベース。

やはり彼らをギターバンドと呼称するのは、彼らのある一面を表してはいるものの、とても大事な面を無視している様に感じます。

ではなぜ彼らのとても大事な面を無視した「ギターバンド」という呼称が使われるのか。
それは、それぞれの奏者がそれぞれの楽器で最大限の奉仕をメロディに対して行なっているからです。
そう。彼らの凝ったリズムの組み方は全てメロディに奉仕する為に存在しているのです。
つまり、彼らの音楽の主役はメロディなのです。
彼らの音楽のメインロールを張っているものだけを取り出せば、彼らは

「グッドメロディを歌うギターバンド」

なのです。

しかし、誰が主役かだけで作品を判断する事はキムタク主演のドラマは全て同じものだと見做すようなもので、盲目に過ぎます。
私たちが注意を払うべきなのは作品の全体で、主役のみでは無いのです。
特に彼らは4人組バンドです。即ち、ボーカル含め音は5つしか入っていない訳ですから、全体は比較的確認し易いはずです。(実はアコギが入っていたりもするんですが)

散歩しながら聴いた彼らの音楽はどうでしたか?

 今、イヤホンから流れる彼らの音楽の全体はどうですか?

貴方はTaiko Super Kicksをどの様なバンドだと思いますか?

私は

「グッドメロディを歌うギターバンド」

では明らかに説明が足りないと断言します。