2015年5月8日金曜日

2014年に買って良かったアルバム チャラン・ポ・ランタン テアトル・テアトル

テアトル・テアトル






姉妹デュオ、チャラン・ポ・ランタンのメジャーデビューアルバム。

姉でアコーディオンの小春。彼女のソングライティングのレンジが大幅に拡がっている。

今までの彼女の曲は一から十まで自身の体験から書かれることが殆どだった様だが、今回収録されている楽曲は、もしそうだったとしてもそうだとわからないくらいに抽象化されている。

もものボーカルも素晴らしく成長していて、LIVEと比べると少しテンションを下げており、聴かれ方の違いに合わせた歌い方をチョイスしたのだろう。

2014年に買って良かったアルバム 三回転とひとひねり メルヘン巻

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メンバーの拠点が長崎と東京で分かれている遠距離バンドの2枚目。

このバンドで特筆すべき部分は、やはり歌詞だろう。

諦念に溢れているが、それでも生きていく。そういった人生に対するバンドの態度を感じる詩だ。

多分だけれど、このバンドには自殺という選択肢はハナから除外されているのだろう。

だからといって、無駄にポジティブで、その為の排他性とは無縁なバンド。

2014年に買って良かったアルバム ものんくる 南へ




ポップバンドものんくるのメジャーデビュー盤。

個人的には、何故このバンドが最近のシティポップくくりに入っていないのかひどく疑問。

多分そのくくりに入れるには個々のメンバーが手練過ぎ、バンドとして戦略練ってなさ過ぎだからだろうけれど。

最近のバンドではほぼ唯一、トルネード竜巻と比べて語ることのできる存在。

2014年に買って良かったアルバム Taiko Super Kicks 霊感











彼らを初めて観たのは、新代田FEVERでのROTH BART BARON主催の対バンイベントだった。

正直、数組出ていたそのイベントでのLIVEの出来自体はそんなによろしくなかったけれども、これはLIVEはそんなに良くないけれど、音源は良い感じなバンドな筈。と思い物販でこのCD-Rを買ったのでした。

結局の所その判断は極めて正しく、この5曲入りの作品は購入後かなりの長期間にわたり、私のミニコンポ(5枚CDチェンジャー)に入り続け、又、iTunes→iPhoneに入れたデータも外出時のヘビロテでした。

今現在、インディーシーンから出てくるメロディオリエンテッドなバンドは押し並べてシティポップのくくりに入れられてしまう状況で、このTaiko Super Kicksもその流れで語られることがあるが、そこからは少し外れている。

個人的な印象としては、怒りのない最初期くるりかな?と。